AMPTEK社のNaI（Tl）検出器には円筒型アルミケースに高圧電源・DSP・MCAが一体化されUSBインターフェース・イーサネット端子・5V直流電源入力端子が付属しています。
USB端子を利用してPCへ接続すると5V電源はUSBから供給できます。しかも消費電力はわずか0.75Wですので、数時間連続使用できる小形ノートPCへ接続し屋外で測定することも可能です。本器には専用の英文MCAソフト「DppMCA」が付属されていますので、ご購入後すぐにγ線スペクトルの測定を行って頂けます。

信号処理にDSPを用いているため最高200,000cpsまでカウントできる能力を持ち、エネルギー分解能はCs137の662keVにおいて約6.5%です。
PMTへ印加する高圧電圧やアンプゲイン・シェーピングタイム・スレッショルドレベルなどの設定は全てソフトで可能です。

本器は当社独自製品の「EMF211型ガンマ線スペクトロメータ」に採用されています。
日本語ソフトによりγ線スペクトルと線量・線量率を同時に表示・記録できる「空間放射線測定用システム」と食品・土壌中のセシウム濃度を測定する「放射能濃度測定用システム」で、全国自治体や食品メーカー・大学・専門学校・研究機関へ多くの納入実績があります。