AMPTEK社の半導体検出器には2種類のSi検出器（①Si-PIN②SDD）に加え、③CdTe検出器の合計3種類あります。
いずれの検出器も0.5mil～4milのBe薄膜ウインドウが貼り付けられた超小型容器に納められ真空中でペルチエ電子冷却されているため、室温より80℃程度低い温度で動作することができます。
どの製品も優れたエネルギー分解能を持っているのが特徴です。特に最新のSDD検出器は、Si-PIN検出器より数倍高いカウントレートに対応でき5.9keVにおいて130eV前後の高分解能を持っているため、蛍光X線分析においてこれまでより高い分析能力を発揮できます。

またCdTe検出器は5～150keVの広いエネルギー範囲のX線において高い検出効率を持っているため、医療用X線診断装置のエネルギー特性の測定に適しています。（当社独自製品の「EMF123型X線スペクトロメータ」はAMPTEK社のCdTe検出器を使用した製品です。）
また、「検出器」と「アンプ・電源・MCA」の形態として、それらの全てが手のひらに収まるぐらい超小型に一体化された「X-123シリーズ」と、「検出器」と「アンプ・電源・MCA」が独立した形態の「XR-100」シリーズの検出器と「PX5」アンプ・電源・MCAがあります

個々の製品については下記の表からメーカー商品説明サイトへリンクしておりますので、そちらをご確認下さい。